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作業療法士の仕事 ~運転支援について~

2021.11.19

 こんにちは、今回のブログを担当する作業療法士の柴野です。

 当センターでは、ケガや病気のために運転が困難になった方に対して、運転技術再獲得に向けた運転支援を行っています。この支援には「医師・看護師・理学療法士・作業療法士・運転訓練指導員」など多くの専門職が携わっているのですが、今回は病院部門の作業療法士が担当している支援について紹介します。

 センターで行っている運転支援の流れを簡単に説明すると、「身体機能・認知機能の評価 → 実車評価 → 運転訓練」になります。作業療法士はこの中の「身体機能・認知機能の評価」について、医師と共に担当しています。

 写真は作業療法士が検査に使用しているドライブシミュレーターです。

 この検査は、テレビゲームで使用するハンドル・アクセル・ブレーキを使った検査です。パソコン画面を見ながらの模擬運転や、画面に出てくる指示に従ってアクセル・ブレーキ操作を行います。これらの検査で、判断力・注意力・反応速度・耐久力など様々なことを見ています。検査時間は長いものになると1時間程度かかることがありますので、数日に分けて評価を行います。この検査結果だけで運転の可否を判断することはありませんが、検査で苦手と出た内容は実際の運転でも見られることがあります。この検査以外にもいくつかの検査を行い評価をします。 

 運転できないと生活が大変になりますが、人命に関わる事なので慎重に対応させてもらっています。

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