義足の構造、ご存じですか?
2023.08.31
こんにちは。今回のブログは義肢装具科が書かせていただきます。
皆さんは義足をご覧になったことはありますか?
パラリンピックなどでテレビの画面越しに見たことがある!という方が多いと思います。
では実際、どのような構造・仕組みになっているのか説明していきます。
義足は主に「ソケット」「継手」「足部」の3つに分けられ、それぞれの役割は以下のとおりです。
① ソケット
断端(切断部)を収納します。断端の型をとって作ります。
② 継手
関節の役割をします。部位によって股継手、膝継手、足継手など呼び方が変わります。
③ 足部
足首から先の地面と接する部分です。
これら義足を構成する部品で最も重要な部分がソケットです。
ソケットが適合していないと断端に痛みを生じたり、義足に力が上手く伝わらなかったりして歩くことができません。
継手や足部は多種多様な機能の部品があり、安価なものからコンピューター制御を使った高価で高機能なものまであります。
ちなみに、高価なものでかつ厚生労働省認可されたものでは、膝継手の価格が4,624,000円、足部の価格が2,589,000円というものもあります。
外車1台買えてしまいますね・・・
一般的に高機能になるほど重量が増すため、利用者の身体状況・職業・教育・生活環境に応じて部品を選択することが必要です。
このように義足は様々な要因を考慮して利用者に適した部品を組み合わせることで構成されています。
今回は義足の構造や仕組みについて簡単に説明させていただきました。
当センターは補装具製作施設を有しております。
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