経肛門的洗腸療法(けいこうもんてきせんちょうりょうほう)

経肛門的洗腸療法(けいこうもんてきせんちょうりょうほう)

脊髄障害の方の多くは、便失禁と便秘症を伴います。

排便障害(便秘・下痢)への治療は、生活リズムを整え、⾷事内容の工夫などに加え、下剤の内服や座薬・浣腸などを⽤います。

だけど…

  • 今日は排便の日だから外出できない
  • 便が漏れたら困る
  • 排便するために半日は時間をかけている
  • 便を出したくても便が出ない
  • 下痢や便秘を繰り返している
  • 下剤の量が増えてきている

こんな、お悩みはないでしょうか。

このような難治性の排便障害に対する新しい治療として、2018年4⽉から「経肛⾨的洗腸療法」が保険診療として可能になりました。


当センターでは2024年1⽉からこの治療を導⼊しています。

経肛門的洗腸療法は直腸から下行結腸の便をできるだけ洗い流すことによって、便失禁や便秘などの症状、排便にかかる時間を改善させます。

対象者

治療(内服薬・座薬・浣腸など)を3ヶ⽉以上続けても⼗分な症状改善が得られない、脊髄損傷を原因とする排便障害のある患者さん(直腸⼿術後の患者を除く)

診療日

毎週木曜日 午前9時~正午まで(予約制)

担当医師

立岩 裕(整形外科)
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
日本脊椎脊髄病学会脊椎脊髄外科指導医・専門医

予約方法

電話による診療予約受付時間

月曜日~金曜日の午後1時から午後4時

電話番号

026-296-3953(代表) 地域連携課

その他
  • 土・日・祝日は予約の受付を行っておりません
  • 経肛門的洗腸療法を希望される方は、医師の診察が必要です。
  • 治療を開始する場合は、看護師から導入までの説明、必要となる物品、費用などを説明いたします。
  • 身体障害者手帳、福祉医療費受給者証、負担限度額認定証などがあれば、受診時にご持参ください。