当センターに入院するメリット

当センターに入院することのメリットとは!?

当センターでは、今までに沢山の脊髄損傷患者さんの受け入れをしてきた実績があります。そのノウハウを生かして、様々な道具(自助具と呼びます)を使用しつつ、体の使える機能を上手く活かせるような指導をしています。退院する頃には、今まで出来なかった身の回りのことが自力で可能となり、その後の生活に活かすことができています。
実際にどのような“自助具”を使って身の回りのことをやっていくのか、実際に当センターで使用している“自助具“を説明していきます。

お食事の場面

食事場面では様々な自助具を利用して自立を目指しています。
特に当センターの食事場面で特徴的な自助具の一つに「ポータブルスプリングバランサー」があります!
「ポータブルスプリングバランサー」とは腕を保持して、上下左右に動かしやすくするための自助具です。

他の病院では全介助でお食事を摂っていた脊損の方が、当センターに来てこの自助具を使い訓練をした結果・・・
“沢山の脊損の方が”一人で食事を摂る事ができるようになり退院していきました。

ご飯を自分で食べることは諦めていました。リハビリセンターに来てバランサーを使い訓練し、自分でご飯を食べられるようになり大変嬉しかった。食事以外の身の回りのことでも、訓練や少しの工夫で出来ることは沢山あるんだと前向きに思えるようになりました。

移乗の場面

上の写真を見てください。脊損の方がベッドから車いすに乗り移る場面です。
ここで問題です!この方が車いすに乗り移るにあたり、工夫している点が4つあります。
わかりますか?

正解は・・・

  1. ベッドを押す際に力が入りやすくしお尻を持ち上げるための「プッシュアップ台」を使用している
  2. ベッド上ですべり易いように「すべり布(水色の布)」を敷いている
  3. ベッドと車いすの間にあるすき間を塞ぐ「トランスファーボード」を設置している
  4. 車いすをベッドに対して直角につけて移動する「直角移動」をしている

これは移動方法のほんの一例です。この他にも様々な移動方法、道具を当センターでは提案できます。今後の生活に見据えた最も良い移動方法を一緒に探していきましょう。

脊髄損傷患者の排尿管理

脊髄が障害されると排泄が自分でできなくなることがあります。
尿を出す方法として『おしっこの管を入れ、袋に溜まった尿を看護師が捨てる』という方法を取っている方が多いと思います。
脊損患者の排尿方法の一つに自己導尿があります。
毎年当センターでは沢山の脊損の方を受け入れています。その経験を活かして、泌尿器科医と専門的な知識を持った『排尿管理チーム』のアドバイスを踏まえて、自己導尿だけではなくその人にあった排尿方法を提案しています。

当センターには沢山の脊髄尊書患者さんが入院し日々頑張って訓練をしています。
お互いの情報を共有し合うことや、同じ悩みを持つもの同士励まし合いながらリハビリテーションができるこの環境も当センターのつよみです。
気になる点やご不明な点、入院を考えている脊損患者さんはお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせ
代表電話番号 026-296-3953