褥瘡管理チーム
褥瘡予防対策委員会とは
当センターでは、すべての入院患者さんに対して日常生活自立度を判定し、褥瘡発生の危険を有する状態にある方に、褥瘡に関する診療計画書を作成しています。多職種からなるチームで計画を評価し、褥瘡対策に必要な体圧分散式マットレスや車椅子クッションの適切な選択、栄養の管理、ポジショニングや皮膚ケアを通じて褥瘡発生ゼロを目指して活動しています。
メンバー紹介
- 専任の医師
- 皮膚・排泄ケア認定看護師
- 看護師
- 理学療法士
- 管理栄養士
メッセージ
褥瘡が治りにくい大きな理由は、例えばベッドの背もたれに長時間寄りかかっている人が尾骨部にできるなど、その発生原因が日常生活に根差していることが挙げられます。局所にどのような薬を塗ってもその原因となる日常生活を見直さない限り治癒に持っていくことは難しい。当センターでは褥瘡の原因を多方面(圧迫の原因、栄養状態や亜鉛不足、クッションの材質など)から考え、最新の外用薬や被覆剤を用いて治療に当たっています。それでも治りにくい難治性の褥瘡に対しては、皮弁形成術等の外科的治療を積極的に行っています。